OutSystemsは、モバイルアプリケーションやWebアプリケーションの
超高速開発を実現するローコード開発・運用プラットフォームです。
エンタープライズで求められる幅広い活用範囲に対応しながら、
コーディング作業を自動化することで、開発納期の短縮とシステム品質の向上を実現します。
特長
ライフサイクル全体をカバーし超高速開発を実現
OutSystemsは、システムライフサイクル全体をカバーし、アプリケーションのライフサイクル全体のスピードと変化への順応性を劇的に向上させます。デジタルトランスフォーメーションの推進において、アジャイルかつフレキシブルに進化が求められるシステム開発に適しています。
企画・構想/要件定義
- ユーザー要望の乖離を防ぐビジュアル開発
- プロセスとシステムの振る舞いを確認して開発を進めることができるビジネスプロセステクノロジー
- チームによる共同作業を可能とした開発プラットフォーム
設計/実装
- 圧倒的な開発スピードと高い拡張を実現するローコード開発
- モバイルハイブリットアプリケーション標準対応
- UIテンプレートや自動リファクタリング等多数の開発支援機能
導入フェーズ
自動化された導入プロセスによりミスを防止し、確実な配布を実現 (1クリックデプロイ/ロールバック)
- アプリケーション世代管理
- 自動ステージング
- 依存性分析・脆弱性解析
運用・監視/保守
各種状態監視と分析機能を実装
- プロセス稼働監視
- アクティビティ監査ログ
- パフォーマンス監視・分析
ユーザの要望・問い合わせ収集機能を装備、フィードバックとカイゼンを推進
- フィードバック提出
- 履歴/ステータス管理
主な機能
1. ローコードによる超高速開発
OutSystemsは、圧倒的なスピードでアプリケーションを開発することが可能です。
- ビジュアルモデリングによる直感的な操作でアプリケーションをデザインします。
- デザインを元に「ソースコード生成」~「ビルド」~「デプロイ」が自動化され、ワンクリックで動作するアプリケーションを生成します。
- 従来の2倍~6倍のスピードで開発し、ユーザーに速やかに新しい価値を届けることで、加速するビジネスの要求スピードに応えることが可能になります。
2. ビジュアルアプリケーション開発
ビジュアル開発環境で画面、処理フロー、データモデルを設定し、アプリケーションを自動生成します。
- アイコンのドラッグ&ドロップによる視覚的な操作で、動作するアプリケーションを生成します。
- ドキュメントがなくても統合環境だけでビジュアルに内部構造を把握できます。
- 開発者のコーディングスキルに依存した品質のばらつきを低減します。
3. 豊富なテンプレート・パーツ
用意された部品やテンプレートを利用して、デザイン性の高いUIを実現します。
- スクリーンテンプレートを元に画面を作成することで素早く洗練されたUIを作成します。
- 様々なUIパーツを組み合わせることでデザイン性の高いUIを容易に構築することができます。
- WEB/モバイルともにデザイン性が高く一部アニメーションも実装したパーツが各種用意されています。
4. ビジネスプロセステクノロジー(BPT)
業務プロセスに沿ったアプリの制御をビジュアルに作成することができます。
- ユーザの操作と連動し、複雑なロジックになるビジネスプロセス全体を視覚的にデザインし、アプリケーションとプロセスを統一環境で管理することができます。
- プロセスの可視化により属人化を排除し、プロセスの追加、修正が容易になります。
- プロセスの分岐・Eメールの送信・承認待ち等、業務プロセスのイベントに沿ったフローをツールアイコンのドラッグ&ドロップで設計します。
- 特定のイベントに連動してバックエンドで動作するアプリケーションも作成することができます。
5. AIによる開発アシスト
何百万もの事例を学習済みのAIが開発をアシストし、生産性と品質を向上させます。
開発中のロジックから推定される次のアクション候補をAIがサジェスト。典型的なロジックを組み上げる場合、候補を選択するだけでロジックを組み上げることができます。
これらは生産性を向上させるだけでなく、経験の浅い若手エンジニアが迷わずに開発を進められたり、典型的な処理の漏れを防止して品質の向上に寄与します。
6. マルチデバイス向けアプリ開発
Webアプリケーションとモバイルアプリケーションを同じ手順で作成することができます。
- デバイスの画面サイズに応じてデザインやレイアウトを最適化させるレスポンシブデザインに標準対応。デバイスの画面サイズ違いによるレイアウト崩れを防ぎます。
- デバイスのネイティブ機能(GPS、カメラ、バーコードスキャン 等)を簡単に利用することができます。
- モバイルアプリケーションはiOS/Androidどちらの環境でも動作させることができます。
7. マルチデータソース/豊富な外部連携機能
あらゆる連携機能をサポートし、システムをシームレスに繋げることができます。
- 外部データベース(Oracle/SQL Server/MySQL/DB2)への接続を標準でサポートしています。
- コミュニティサイト(Forge)からコネクターを取り込むことで、様々なサービスと簡単に連携できます。
- REST/SOAPサービスおよびSAP連携機能が標準で組み込まれており、容易に連携を実現できます。
8. デプロイ(デリバリ管理)
開発したアプリケーションのデリバリまでを統合管理します。
- アプリケーションの展開と更新をワンクリックで実施できます。依存関係のチェックと展開プロセスの処理をOutSystems が自動的に処理します。
- 複数環境(開発・QA・本番等)のアプリケーションを統合管理できます。
- デプロイ時に依存するアプリケーションを自動で検知しリリース対象漏れを抑止します。
主な実績
OutSystemsは、OutSystems社が20年近く積み重ねてきた経験・ノウハウ・技術の全てをつぎ込んだ次世代のローコード開発ツールです。日本国内でも既に百数十社の企業が導入しており、エンタープライズを中心に、デジタルトランスフォーメーション(DX)などの推進に寄与しています。
OutSystemsを使い始めたプロジェクトチームは、従来の開発チームと比べて3.5倍以上の生産性を上げています。また、OutSystemsに習熟したチームは、従来の開発と比べて平均で6倍の生産性を上げています。
システム構成
OutSystemsは、エンタープライズアーキテクチャを採用しています。サービスの独立性を高めるアーキテクチャを採用し、外部システムの環境変化による影響を最小限にとどめ、メンテナンスしやすい状態を維持します。また、モジュール間の依存関係を自動で分析して不適切な依存関係を検出するため、モジュールの独立性・再利用性を高めることができます。
また、OutSystemsは、アプリケーションライフサイクル全体を1ストップで提供します。
安全な開発・運用プロセスを実現する3ランドスケープ(開発環境/QA環境/本番環境)が初期構成で用意されています。(オプションで環境の追加可能)
全体を統括するLifeTime(管理サーバ)によりアプリケーションの環境間の移送を統合管理します。
ラインナップ
OutSystemsのライセンスは、5つのエディションがございます。
*1 ユーザーは、社内ユーザーと社外ユーザーの2つがあります。それぞれの定義について知りたい場合は、お問い合わせください。
*2 AO(Application Objects)とは、ソフトウェアの複雑さを測定するためのOutSystems独自の数値です。本番環境上にある、
「画面(web、mobile)」、「DBテーブル(外部DBを含む)」、「APIメソッド(REST/SOAP/BAPI)」のボリュームをカウントします。
*3 Disaster Recovery(オンプレ)、High Availability(クラウド)付きです。
電通総研は、OutSystemsの導入~運用までを一貫してサポートすることで、
ローコード開発のメリットを最大化させます。