OutSystemsのライセンス費用はどう変わる? 新価格体系のポイントを徹底解説(vol.3)
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2024年1月にOutSystemsのライセンス体系が変更となったことをご存知でしょうか?
本ブログでは、皆さまに安心してOutSystemsの導入をご検討いただくべく、OutSystemsライセンス体系の変更ポイントをわかりやすく解説します。
目次
OutSystemsのライセンス価格体系はどう変わった? 導入費用に影響はあるの?
2024年1月1日からライセンス体系がどう変わったかを解説します。
1月からのライセンス体系の全体像は、以下のとおりです。
*1 ユーザーは、社内ユーザーと社外ユーザーの2つがあり、後述します。
*2 AO(Application Objects)については後述します。
新ライセンス体系で選べるのは、次の2つの製品となります。
- OutSystems 11 Enterpriseエディション(On-Premise / Cloud)
- OutSystems Developer Cloud:ODC
2023年迄と比較しての変更点としては以下が挙げられます。
・Standardエディションの新規販売が終了
・Enterpriseエディションのデフォルト内容のうち、環境数が5→3、アップタイムが99.95%→99.5%
・最小契約AO数が150AOsから300AOsに変更
「ODC」と「OutSystems 11 Enterpriseエディション」は、
・デフォルト環境数
・サポート
・ホスティング
・アップタイム(OutSystems Cloud)
において差があり、現状は「OutSystems 11 Enterpriseエディション」がハイグレードなサービスとなります。
「ODC」もローコードプラットフォームとして十分な機能・サービスを有していますが、オプションを活用いただくことで「OutSystems 11 Enterpriseエディション」と同等のサービスをご利用いただくことが可能です。
また、OutSystems社からは、将来的に「OutSystems 11」を終了し、「ODC」に統合させるプランが発表されました。
*ご参考URL:https://www.outsystems.com/ja-jp/low-code-platform/promise/ (OutSystems社公式HP(英語))
OutSystemsライセンス新価格体系のポイント ~社内ユーザーと社外ユーザー、AO数について解説~
「社内ユーザー」と「社外ユーザー」とは?
新しいライセンス体系について解説させていただいた中で、避けて語れないものの1つ目の「社内ユーザー」と「社外ユーザー」について解説します。
社内ユーザーとは、顧客/顧客の親会社/子会社/関連会社(いずれも会社法の定義による)が保有するメールドメインのメールアドレスを利用する「Named User」及びメールアドレスが関連付けられていない「Named User」のことを指します。
社外ユーザーとは、社内ユーザーに該当しない「Named User」のことを指し、実際の雇用関係に関わらず、メールアドレスのドメインで判定されます。
*ご参考URL:https://success.outsystems.com/ja-jp/documentation/11/user_management/end_users/ (OutSystems社公式HP(英語))
「AO」のカウント方法とは?
新しいライセンス体系について解説させていただいた中で、避けて語れないものの2つ目が、「AO」の数です。
そもそも「AO」とは、一体何でしょうか?
AO(Application Objects)とは、ソフトウェアの複雑さを測定するためのOutSystems独自の基準です。本番環境上にある、「画面(web/mobile)」、「DBテーブル(外部DBを含む)」、「APIメソッド(REST/SOAP/BAPI)」、「イベント数」のボリュームをカウントすることでAO数を算出します。
どのようなアプリケーションを開発するとどれだけのAO数になるのかは、そのアプリケーションの特性/利用方法や開発者など、複数の要因によって左右されます。AO数の算出方法にお悩みの際は、お近くのOutSystemsパートナーへお声掛けください。(もちろん、弊社でも承っております)
プラン名に入っている「〇〇AOs」の数字は、「その数字のAO数まで利用可能である」ことを表します。
例えば「ODC 300AOs」の場合は、「300AOまでは利用可能である」という意味です。
301AO以上になる場合は、上位プランである「ODC450AOs」をご契約いただく必要がございます。
OutSystemsのライセンス契約は原則1年単位となりますが、年途中でのプランの変更が可能です。そのため、まずはスモールスタートとして「ODC300AOs」からご契約いただき、ローコード開発が進みAO数が増えてきたら順次上位プランに乗り換えていく……というように、段階的にご導入いただくことも可能です。
OutSystemsライセンス新価格体系のポイント まとめ
OutSystemsの新ライセンス体系について、変更後の全体像と特筆すべきポイントについてご理解いただけたでしょうか?
皆さまがこれから取り組まれたいIT課題について、いま一度、思い浮かべてみてください。
・レガシーシステムをリプレイスしたい
・ERP周辺のアドオン開発を外だししたい
・乱立しているシステムを同じプラットフォーム上で効率的に保守したい
・内製化をしたい
・IT要員が不足している
・DX推進をしたい……
頭を悩ませていたその課題や諦めかけていたあの課題も、もしかするとOutSystemsで解決できるかもしれません。
電通総研は、ローコード開発プラットフォーム:OutSystemsの導入/活用を支援する様々なサービスメニューをご用意しております。
ローコード開発のはじめの一歩を、電通総研と一緒に踏み出してみませんか?
電通総研のOutSystems関連サービスページ:https://itsol.dentsusoken.com/outsystems/concept/
本ブログは、2024年5月1日時点の情報をもとに作成しています。
OutSystemsに関する詳しいお問い合わせは、弊社Webサイトからお問い合わせください。
https://itsol.dentsusoken.com/outsystems/inquiry/