UiPath StudioX かんたんRPAレシピ集 RPAをUiPath StudioXで、はじめましょう(vol.25)

2022.07.04

UiPath StudioX(以下、StudioX)をご存知でしょうか?

StudioXは、IT部門や、RPA専門部門だけでなく、現場で業務を行うビジネスユーザーでも、簡単に業務の自動化ができるRPA開発ツールとして、20205月から日本でも販売開始されたUiPathの新製品です。

販売開始以来、多くの企業がITユーザー向けのUiPath Studioと、ビジネスユーザー向けのStudioXを使い分けて、組織全体で自発的なRPA活用を実現されています。

しかしながら、そのいっぽうで、「StudioXのような簡単なRPA開発ツールを導入しても、自動化対象の業務がなかなか見つからないから、RPA推進が上手くいかない。」という声も伺います。

そこで、「UiPath StudioX かんたんRPAレシピ集」と題して、お仕事でよくある身の回りの作業を、簡単にスピーディーに自動化するため、StudioX によるプログラムの作り方を本日から連載でご紹介します。

本日は、「UiPath StudioXの概要と、インストールの方法」について紹介させていただきます。

UiPath StudioXの概要

ITユーザーだけではなく、ビジネスユーザーにもオススメ

StudioXをビジネスユーザーの方にも強くオススメしたい理由は、難しいプログラミングスキルが無くても、業務の自動化が出来るようになるからです。

具体的にはStudioXでは、アクティビティという部品を、ドラッグアンドドロップしながら、プログラミングを行います。

従来のプログラミングでは、アルファベットや数字記号と文法を用いてプログラムを書く必要がありますが、StudioXであれば上記のとおり視覚化された方法で、直感的にプログラミングすることができます。

無償ですぐに業務の自動化に取り組める

StudioXは、無償で利用ができるCommunity Editionがあります。

ビジネス用途で利用する場合でも、ライセンス規約に準ずるご利用環境であれば、無償で利用することが可能です。(※1

それでは、次にUiPath StudioXのインストール手順について紹介します。(※2

1ご利用前に必ずUiPathのライセンス規約をご確認頂き、同意のうえご利用ください。https://www.uipath.com/ja/legal/terms-of-use

2. 本記事のインストール手順はUiPath Studio バージョン22.4.3を基に作成しています。 https://docs.uipath.com/lang-ja

手順1.UiPath StudioXをダウンロードする

StudioXをダウンロードするには、UiPathアカウントを作成して、UiPathAutomation Cloudというサイトへ訪問する必要があります。

ブラウザーから「https://cloud.uipath.com」へ訪問して下記のとおりUiPathアカウントを作成してください。

UiPathアカウントを作成したら、サインインをしてください。

サインインに成功すると、Automation Cloudのサイトへ訪問することができます。

左メニューのヘルプ(?マーク)をクリックするとダウンロードページが表示されます。

「ダウンロード」ボタンをクリックして、UiPath Studioのインストーラーを入手してください。

手順2.UiPath StudioXをインストールする

 ダウンロードが完了したら、インストーラーを実行してください。

今回はクイック(Community版ユーザーに推奨)でインストールしましょう。

ブラウザーが開いていると下記のようなメッセージが表示されます。その際はブラウザーを閉じてください。

インストールが完了すると下記の画面が表示されます。

手順3.UiPath StudioXを起動する

それでは、次にStudioXを起動しましょう。先ほどの「セットアップ完了」画面の右下にある「UiPath Studioを起動」ボタンをクリックしてください。

UiPathアカウントでサインインする必要がありますので、手順1で作成したUiPathアカウントでサインインをしてください。

ITユーザー向けのUiPath Studioと、ビジネスユーザー向けのUiPath StudioXを選択することができますので、今回はUiPath StudioXを選択してください。

StudioXを起動すると、下記のように「StudioXへようこそ」というメッセージが表示されます。

手順の最後に、冒頭でご覧いただいたアクティビティ(部品)を用いてプログラミングする画面を表示させてみましょう。

StudioXへようこそ」の画面は「閉じる」をクリックしてください。

その後、左メニューから「スタート」、「新規」、「空のタスク」という順番で選択してください。

「空のタスク」が作成すると、下記のとおり画面が表示されます。

これで、プログラミングする準備が整いました!お疲れ様です!!

次回の記事では、プログラミングの方法を、実際に業務の自動化をしながら紹介させていただきます。

まとめ

今回は、UiPath StudioXの概要についてと、インストールの手順をご紹介させていただきました。

次回は、お仕事でよくある身の回りの作業を、簡単にスピーディーに自動化するため、StudioX による業務自動化の事例や、プログラムの作り方を紹介させていただきます。

それでは次回もお楽しみに。

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