Snowflakeの資格を取得・更新する方法とは?(vol.11)
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データ活用ソリューションとして注目を集めるデータクラウド「Snowflake」には、認定資格があります。「Snowflake」の技術者・有識者としてのスキル・知識を対外的に証明できることから、認定資格の取得を目指す方が増えています。
そこで本ブログ記事では、Snowflakeの認定資格の種類をご紹介するとともに、認定資格取得までの流れや学習方法、認定資格の更新方法まで、詳しく解説します。
目次
Snowflakeの資格を取得する方法とは? ~認定資格の種類~
はじめに、Snowflakeの認定資格には、どのような種類の資格が存在するのか、ご紹介します。
Snowflakeの認定資格は、大きく分類して、2つあります。
- SnowPro Core認定資格(COF-C02)
Snowflakeの導入・設計・開発・運用管理に必要である、Snowflakeのコアな知識を身につけていることを証明するためのベーシックな資格です。Snowflakeのアーキテクチャや提供される機能、パフォーマンス向上のための取り組み、クエリ など、幅広い内容が出題されます。
日本語での受験が可能で、受験費用は、175$です。 - SnowPro Advanced認定資格
SnowPro Core認定資格の上位認定資格となり、より高度な知識と実践的なスキルが証明できる資格です。
以下の5つの資格から構成されています。
・SnowPro Advanced:アーキテクト(ARA-C01)
・SnowPro Advanced:データベース管理者(ADA-C01)
・SnowPro Advanced:データエンジニア(DEA-C01)
・SnowPro Advanced:データサイエンティスト(DSA-C02)
・SnowPro Advanced:データアナリスト(DAA-C01)英語での受験に対応しており、受験費用は、375$です。
なお、SnowPro Advanced認定資格の受験は、SnowPro Core認定資格を取得していることが条件となります。また、2年以上の実務経験があることが推奨されており、出題の難易度も高いと考えられます。
そのため、Snowflakeの技術者は、まずはSnowPro Core認定資格の習得を目指すことになります。
Snowflakeの資格を取得する方法とは? ~受験までの流れ~
Snowflakeの資格を受験するための流れは、次のとおりです。
1. 各認定資格の概要や出題範囲を確認し、受験する認定資格を決定する
2. 受験申込をおこなう(試験日時/場所が決定する)
3. 試験対策として該当資格の出題範囲の学習をおこなう
4. 該当資格を受験する
それぞれについて、詳細を説明します。
- 各認定資格の概要出題範囲を確認し、受験する認定資格を決定する
認定資格の種類や特徴は、前章で説明したとおりです。
出題範囲や点数配分など、より詳細な内容を知りたい方は、Snowflakeのサイトからご確認ください。
*ご参考:https://learn.snowflake.com/en/certifications/snowpro-core-jpn/ - 受験申込をおこなう(試験日時/場所が決定する)
受験申込は、Snowflakeの認定資格ポータルからおこないます。
最初に、ポータルのアカウント登録が必要です。アカウント登録後、ポータルにログインし、受験対象資格、受験言語(日本語または英語)、受験場所(自宅またはテストセンター)を選択し、試験のスケジュールを決定し、申し込みをおこないます。
申し込み時、受験料の支払いが必要となります。試験のバウチャーを持っている場合は、お手元にバウチャーの番号を用意しておきましょう。
直前の申し込みは、希望の日時に空きがない可能性があるため、スケジュールに余裕を持って申し込みをおこなうことをお勧めします。
なお、試験日時の24時間前まではスケジュール変更が可能です。ただし、変更の上限は4回と決まっているため、スケジュール変更の際は注意が必要です。 - 試験対策として該当資格の出題範囲の学習をおこなう
試験のスケジュールが決定したら、試験日に向けて計画的に学習を進めていきましょう。Snowflakeを日々の業務で利用している方であっても、認定資格の出題範囲は多岐にわたるため、試験対策のための学習時間を別途確保しておくことをお勧めします。ご参考までに、筆者は、SnowPro Core認定資格の受験にあたり、1日1時間の自己学習を1か月間続けました。
詳細の勉強法は、次章「Snowflakeの資格を習得するためには?~勉強法~」でご紹介します。 - 該当資格を受験する
1~3の受験準備を進めたら、いよいよ受験当日です。試験時間の15分前までには試験の受付ができるよう、時間に余裕を持って試験会場に向かいましょう。
なお、受験当日は、指定された本人確認書類が必要です。忘れた場合は受験ができませんので、必ず持参するようにしましょう。
Snowflakeの資格を取得する方法とは? ~学習方法~
受験までの流れをご理解いただいたところで、次はSnowPro Core認定資格受験のための主な学習方法を3つご紹介します。
- 有償トレーニング講座「Snowflake Fundamentals 4-Day」を受講して学習する
Snowflake社のインストラクターによる、4日間のトレーニング講座です。
Snowflakeの基本的なトピックに対する講義・デモ・ラボで構成されています。
定期的に開催されますので、Snowflakeのトレーニングサイトより、開催日時を確認し、申し込みをおこないます。 - 無料の自主学習コンテンツを利用して学習する
Snowflake Universityと呼ばれるオンデマンドトレーニングなどの学習コンテンツが無料で提供されているため、これらを活用して学習することができます。
SnowPro Core認定資格の出題範囲と、対応する学習コンテンツが「学習ガイド」として纏められています。是非、ご参考にしていただければと思います。
*ご参考:https://learn.snowflake.com/courses/course-v1:snowflake+SPSG-Japan+B/course/ - Snowflakeを触って学習する
Snowflakeの実環境を使い、データベースを管理したり、クエリを発行したりすることで、Snowflakeへの理解はさらに深まります。
実際に触ってSnowflakeの学習を進めたい、という場合には、無料トライアル環境のご利用をお勧めします。
*無料トライアルのはじめかたは、こちらのブログをご参照ください。
Snowflakeの資格を取得する方法とは? ~資格の更新~
SnowPro Core認定資格には、2年間という有効期限があります。有効期限内に再認定試験に合格すると、資格が更新され、有効期限が2年延長されます。一方、有効期限が切れると、認定資格はそのまま失効してしまいます。そのため、認定資格保持者であっても、Snowflakeの最新技術/動向を学習し続けなければ、認定資格を維持できない仕組みになっています。
SnowPro Core認定資格における、通常の認定試験と再認定試験の違いは次のとおりです。
再認定試験の方が受験の負荷が少し軽減されるため、有効期限内に必ず再認定を受けるようにしましょう。
通常の認定試験(COF-C02) | 再認定試験(COF-R02) | |
出題数 | 100問 | 60問 |
試験時間 | 115分 | 90分 |
受験料 | $175 | $88 |
まとめ
さてここまで、Snowflake認定資格の概要、受験までの流れ、勉強法、資格の更新 などを解説して参りました。資格試験でよく言われることですが、Snowflake認定資格の受験をご検討されている方は、まずは申し込みを行い、受験日を確定させ、受験の照準を合わせることをお勧めします。Snowflake認定資格の取得に向けて、本ブログ記事が少しでも皆さまのお役に立てればうれしく思います。
弊社では、Snowflake認定資格を保有しているデータマネジメントの専門家が、様々な知識やスキルを活かし、Snowflakeの導入・活用をご支援しております。
Snowflakeに関するお悩みなどございましたら、お気軽にお問い合わせください。
◆ お問い合わせページ:https://itsol.dentsusoken.com/snowflake/inquiry/
*本ブログ記事は、2023年6月1日時点の情報をもとに作成しています。
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