電通総研データマネジメントソリューションのコンセプト
近年、企業の意思決定にデータを活用する動きがさらに活発になっています。
データ活用は、DX(デジタルトランスフォーメーション)の要になっていると言えます。
真のデータ活用を推進するために重要なことは、基盤そのものに加え、データ戦略と、それを推進するガバナンス体制の確立、つまりデータマネジメント基盤全体の確立です。
電通総研は、データマネジメント基盤全体の構築・運用を支援し、お客様のDXを加速させます。
時代背景:データ分析基盤の変遷
データ分析基盤のシステム環境は技術の発展と共に、HWの制約による拡張性を損なわないクラウドへ移り、IoTの普及やソーシャルネットワークへのタッチポイント構築に伴い、社内外の多様なデータを複合的に分析するように変遷してきました。
データ分析における課題
データ分析基盤を取り巻く環境・状況の変化により、単に一部のデータのみを分析していた頃とは異なり、横断的な視点でのデータ活用ができる環境が求められるようになりました。現在では、自部署内のデータだけでなく、他部署やグループ会社・関連会社のデータはもちろんのこと、外部機関が提供するデータまでもが、分析の対象となっています。
また、データ分析基盤の運用が進み、成長するにつれ、新たな課題が発生し、課題の難易度は増していきます。なお、これらは、アーキテクチャやシステム性能に関連する課題にとどまらず、戦略や組織に関連する課題も含まれます。
解決の方向性
状況の変化や課題に対応していくためには、拡張性と柔軟性を持つアーキテクチャーは必須です。
このアーキテクチャーをベースとして、高度化する分析データを管理し、ルールの制定とユーザーニーズに対応するガバナンス体制の構築によって業務を支えることが必要となります。
データ戦略の策定によるビジネス目標を達成するために、ガバナンス体制を構築し、データ分析基盤を活用しながら実現することが重要です。
これら3つの要素「データ戦略」・「ガバナンス体制」・「データ分析基盤」を統合したものをデータマネジメント基盤と呼びます。データ分析を推進のために必要な要素は、決してアーキテクチャだけではありません。データマネジメント基盤全体の計画・構築・運用が必要です。